アレルギーやアトピーはここ最近で一層増えていますが、予防や改善のためにも食事の摂り方はとても重要になってきてきいます。

特にヒスタミンは、アレルギーや炎症を引き起こす神経伝達物質です。

干物や保存食など、作られてから時間が経過したものにはヒスタミンが多く含まれており、実は常備野菜なども時間が経過した物を食べすぎてしまうと、身体に炎症を起こすので注意が必要なのです。

炎症を起こすと身体の中では消炎にエネルギーを使う事になり、身体が疲れやすくなったり睡眠の質が落ちたりすると風邪や病気になりやすくなってしまいます。

そこで役にたってくれるのが大根おろしです。

大根おろしはヒスタミンをブロックしてくれる作用があります。
干物などと一緒に食べるとことにより身体を炎症から守ってくれるのです。

それだけでなく、大根おろしは消化酵素が含まれているので食前に食べることにより消化を助けてくれます。

お肉や魚に豊富に含まれるタンパク質は胃液で消化しますが、消化力が弱い方は十分に分解することができず、未消化のまま腸へ運ばれてしまう事が多いです。

ここでやっかいなのは、未消化のタンパク質は腸からは吸収されづらく栄養として身体に入りずらいだけでなく、消化に負担がかかるため腸内環境を悪化させてしまうのです。
そのため、消化力が低下したまま食事をとる事で便秘や生理痛などの原因にもなってしまうのです。

また胃液などの消化酵素はタンパク質でできているため、タンパク質を分解、吸収できなければ胃液が作られなくなり、消化できなくなるという悪循環を招きます！
特に高齢の方で筋肉や脂肪をつけられない方や、体質を除いて髪の毛が薄かったり細い方は以外にもこうしたところにも原因が隠れているのです。

大根おろしは昔から断食を終えた際の回復食や風邪の予防、食欲不振の改善にも食されてきました。

大根おろしってすごいですね！
そして現代の科学で証明される前からそれに気づいていた和食・日本人もすごい！

よく大根をそのまま食べるのはダメなの？と聞かれますが、あくまでも細胞をできるだけ壊した状態である事がいいそうです。
皆さんぜひ食前には擦りたての大根おろしを食べましょう！！ （できれば擦ってから10分以内）

余談ですがお刺身を食べる時によくワサビを使いますが、臭みを消す効果や殺菌効果があるので一緒に食べるといいことは世間にも広まっています。
回遊魚は重金属であり有害な水銀が含まれ、妊婦さんなどはよくマグロなどは食べないように食事指導をされる事が多いですが、重金属の蓄積は万人にとって良くない状態です。

そして、実はワサビは殺菌だけでなく水銀の吸収を防いでくれることも近年ではわかってきました。
お刺身にワサビを付けて食べるというのは、身体への悪影響を未然に防いできた知恵なのですね。

昔の日本人って本当にすごい！！