回盲弁開口症
回盲弁開口症は、毒素や遺物などが血流にのって巡ることで全身の痛みを引き起こす症状です。
慢性的な肩こりと思っていた痛みの原因が、実は回盲弁開口症によるものかもしれません。
「筋肉をほぐしても良くならない・・・」
「原因がわからないが長年頭痛に悩んでいる・・・」といったお悩みがある方は、痛い場所だけでなく、内臓に原因がある場合があります。
こんなお悩み
\ございませんか?/
- 頭痛に悩んでいる
- 首や肩のコリがひどくほぐしても良くならない
- 長年腰痛を抱えている
- めまい・耳鳴りがあるが原因が分からない
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そのお悩みお任せください!
回盲弁開口症とはそもそもどういった症状なのか?原因について理解し、根本的な治療をすることで改善する場合がありますので、本記事で詳しく解説していきます。
回盲弁とは
回盲弁とは小腸と大腸の間にある弁のことで、右側の下腹部に位置しています。
小腸で消化・吸収されたあとの消化物を大腸へ送りこむときに開き、普段は閉じている状態が正常です。
必要な量を大腸に送り込むだけでなく、大腸へ異動した消化物が小腸へ逆流しないための役割も果たしてくれています。
小腸で栄養などの吸収を終えた消化物は、大腸へ流入した時点で身体に不要になった残りかすに当たりますので、再度小腸に逆流することは身体にとって害のある異物になります。
開口症とは
回盲弁開口症とは、本来閉じているはずの回盲弁が開いたままになる状態を指します。
弁が開いたままになると大腸へ送り出した消化物の残りが再び小腸へ流入する事になり、身体の様々な症状を引き起こします。
既述の通り大腸の内容物は小腸にとっては異物になり、毒素や異物が小腸で吸収されると血液によって全身を巡ることになります。
開口症による身体への影響
毒素が全身に運ばれると、頭痛や肩こり・腰痛といった全く違う場所へ痛みを発生させます。
そのため、慢性的な症状と思っていた原因が実は開口症によるものだったという事が多くあります。
また回盲部が身体の右側に位置することから、回盲弁開口症による全身不調も右側に多く発生することも特徴です。
回盲弁開口症による症状の一例
頭痛
首こり・肩こり
腰痛
耳鳴り
めまい
便秘
倦怠感・疲労感 など
開口する原因
回盲弁が開口する原因は主に腸内環境の悪化ですので、消化に負担のかかる食事やストレスなどが多い場合開口症を発症しやすくなります。
回盲弁開口症の原因となる食品
牛乳・乳製品
食品添加物
スナック菓子
エビ・カニ
スパイス
砂糖・小麦
ナッツ類
カフェイン
生野菜(特にアクの強いもの)
そのほか、飛行機による移動や低気圧によって内臓にかかる気圧が下がり、回盲弁が開きやすくなるケースもあります。
旅行後から身体の痛みを感じるようになった場合や、雨の日に身体が痛むことが多い場合は回盲弁が開口している場合も考えられます。
小腸内細菌異常増殖症(SIBO)との関係
SIBOとは
SIBO(シーボ)は、胃酸・胆汁・膵液の少なさやストレス、食事による腸内環境の乱れによって腸管の機能障害を起こすことです。
本来小腸内には細菌は多く存在しませんが、腸内環境の悪化やストレス等によって消化殺菌力が低下すると、小腸内の栄養をエサに細菌が活発に増殖することになります。
細菌の増殖によって多量に発生したガスは腸管内で膨張し、下腹部の圧迫感や苦しさの原因に。
小腸が膨張すると上にある横隔膜や肺を押し上げるため、慢性的に呼吸が浅くなって自律神経を興奮させてしまいます。
SIBOと回盲弁開口症
回盲弁は本来大腸の内容物を小腸へ逆流させないための弁ですが、開口することで再び小腸へ逆戻りしてしまいます。
大腸の内容物とはすでに必要な栄養を吸収した後に残る毒素になりますので、逆流することは大腸菌や毒素を小腸に戻してしまうことになります。
小腸内に持ち込まれた大腸菌や毒素が小腸内で増殖することで、SIBOを誘発する場合があります。
改善のために
腸内環境を改善するため、消化に負担のかかる食品を避けバランスの取れた食事に変えていく必要があります。
また胃液を増やし消化力を高めるには、大根や梅干し・お酢などを摂ることもおすすめです。
日頃の運動不足も回盲弁開口症の改善に有効になります。
ウォーキングやジョギングなど、続けられる範囲の運動を日常に取り入れていきましょう。
当院の治療方法
当院では手技による内臓調整・栄養指導を行っております。
普段の生活リズムや食生活・お悩みをお伺いしながら必要に応じて治療を提供しておりますので、機能が低下した内臓の引き上げを行う場合もございます。
また必要な栄養のほか、取り入れやすい食品やアイテムについて随時お伝えして患者様の生活習慣の改善もサポートさせていただきますので、お気軽にご相談くださいませ。