「肩を押すと特定の場所だけ激しく痛む」「押すと別の場所にまで痛みが広がる感覚がある」——そのような経験をしたことがある方は、「トリガーポイント」と呼ばれる状態に心当たりがあるかもしれません。トリガーポイントとは、筋肉内にできた硬いしこりのような部位で、押すと痛みが広がる特徴があるとされています。この記事では、トリガーポイントの仕組みと、整骨院でのアプローチ方法についてわかりやすく解説します。
トリガーポイントとは何か

「トリガーポイントって何ですか?」とよく聞かれます。直訳すると「引き金点」となり、痛みの引き金になる点という意味合いがあるとされています。筋肉が慢性的に緊張し続けることで生じる独特の痛みのパターンを示すとされています。
筋肉内にできる硬いしこりの正体
トリガーポイントは、筋肉の一部が慢性的に収縮した状態が続くことで生じる硬いしこりのようなものとされています。この部位を押すと局所的な痛みだけでなく、離れた場所にまで痛みや不快感が広がる「関連痛」と呼ばれる現象が起きることがあるといわれています。たとえば肩のトリガーポイントが頭痛や腕のしびれとして感じられることもあるとされています。
アクティブとラテントの2種類
トリガーポイントには「アクティブトリガーポイント」と「ラテントトリガーポイント」の2種類があるとされています。アクティブは何もしていなくても痛みを感じる状態で、ラテントは押したときだけ痛む状態とされています。ラテントの段階でケアすることが痛みの慢性化を防ぐうえで重要とされています。
トリガーポイントができやすい原因

「なぜトリガーポイントができるんですか?」という質問をよく受けます。特定の姿勢や生活習慣が積み重なることで生じやすくなるといわれており、現代人に多い問題とされています。
長時間の不良姿勢・筋肉の使いすぎ
長時間のデスクワークや同じ姿勢での作業は、特定の筋肉を慢性的に使い続けるか、反対に血流が低下した状態を続けることになりやすいとされています。これによって筋肉内に血流不足の部位が生じ、トリガーポイントが形成されやすくなるといわれています。特に肩・首・背中の筋肉にできやすいとされています。
ストレス・冷え・過去のけが
精神的なストレスは筋肉の緊張を高める作用があるとされており、トリガーポイントの形成につながりやすいといわれています。また、体の冷えは筋肉の血流を低下させるとされており、トリガーポイントができやすい環境をつくるといわれています。過去のけがや筋肉の損傷跡もトリガーポイントができやすい部位になることがあるとされています。
トリガーポイントによる代表的な症状

「どんな症状がトリガーポイントと関係していますか?」という質問も多く寄せられます。意外と広い範囲の症状がトリガーポイントと関連しているといわれています。
肩こり・首の張り・頭痛
肩や首のトリガーポイントは、慢性的な肩こりや首の張り、さらに頭痛として現れることがあるとされています。いわゆる「緊張型頭痛」と呼ばれる頭痛の多くにトリガーポイントが関与しているといわれています。頭痛薬を飲んでも改善しない場合は、首・肩のトリガーポイントへのアプローチが有効な場合があるとされています。
腰痛・腕・脚のしびれ感
腰の筋肉や殿部(お尻)の筋肉にできたトリガーポイントは、腰痛や脚のしびれ感として現れることがあるとされています。神経が直接圧迫されているわけではないのに、神経症状に似た感覚が生じるのがトリガーポイントの特徴のひとつとされています。腕のしびれについても、肩や胸の筋肉のトリガーポイントが原因となる場合があるといわれています。
整骨院でのトリガーポイントへのアプローチ

「トリガーポイントって整骨院でみてもらえるんですか?」という質問をよく受けます。整骨院ではトリガーポイントを特定したうえで適切なアプローチが行われるとされており、多くの方が改善を実感しているといわれています。
トリガーポイントへの直接的なアプローチ
整骨院では、硬くなったトリガーポイントを手技で特定し、圧迫・緩和を繰り返すアプローチや、周囲の筋肉をほぐしながら血流を改善するアプローチが行われるとされています。継続的にアプローチすることで硬くなった筋肉が緩みやすくなり、痛みや不快感が軽減されやすくなるといわれています。
姿勢改善とセルフケア指導
トリガーポイントの根本的な原因となっている姿勢のくせや体の使い方のパターンを改善することが再発防止につながるとされています。整骨院では施術と並行して、日常生活でのストレッチや正しい姿勢の保ち方についてのアドバイスを受けることができるとされています。継続的なセルフケアがトリガーポイントの再形成を防ぐうえで重要とされています。
よくある質問(FAQ)

Q. トリガーポイントを自分でほぐすことはできますか?
A. テニスボールや専用のマッサージボールを使って痛みのある部位を軽く圧迫する方法がセルフケアとして活用されることがあるとされています。ただし強く押しすぎると筋肉を傷める場合があるとされているため、違和感がある場合は整骨院でのアプローチをお勧めします。
Q. 何回施術すればトリガーポイントは改善しますか?
A. トリガーポイントの程度や体の状態によって異なりますが、数回の施術で変化を感じられる場合も多いとされています。慢性化している場合は継続的なケアが必要になることがあるといわれています。
Q. トリガーポイントは何科で診てもらえますか?
A. 整骨院のほか、ペインクリニックや整形外科でも相談できるとされています。神経症状(手足のしびれ・麻痺など)がある場合はまず医療機関への受診が推奨されています。







