インナーマッスルとは、体の深部に位置し関節の安定性を保つ役割を果たす筋肉群のことで、腰痛予防や姿勢改善に重要とされています。結論から言うと、アウターマッスル(表面の筋肉)と違い、インナーマッスルは日常動作では鍛えにくいといわれており、意識的なトレーニングが必要とされています。
インナーマッスルとは何か

「インナーマッスルってよく聞くけど、アウターマッスルとどう違うの?」という方に、まず基本からわかりやすくお伝えします。
深部の安定筋群
インナーマッスル(深層筋)は骨の近くに位置し、関節を安定させる役割を担っているとされています。代表的なものとして、体幹のインナーマッスルである多裂筋・腹横筋・骨盤底筋群・横隔膜の4つが挙げられることが多いとされています。これらは「コアマッスル」とも呼ばれ、全身の動きの土台となるといわれています。
アウターマッスルとの違い
アウターマッスル(表層筋)は大きな力を発揮する役割があり、腹直筋・大胸筋・広背筋などが該当するとされています。インナーマッスルは力の発揮より関節の「ぶれを防ぐ」安定化が主な役割とされており、弱くなると腰痛や関節痛が起こりやすくなるといわれています。
インナーマッスルが弱いと起こりやすいこと

「インナーマッスルが弱いとどうなるの?」という方に、実際に起こりやすい影響をお伝えします。
腰痛・姿勢の崩れ
体幹のインナーマッスルが弱くなると脊柱の安定性が低下し、腰椎に過剰な負担がかかりやすくなるとされています。慢性腰痛の方にインナーマッスルの機能低下が見られることが多いといわれており、整骨院でも体幹の安定性を高めることを目的とした運動指導を行うことがあるとされています。
肩・膝などの関節痛にも関係
体幹のインナーマッスルが不安定だと、肩や膝などの末梢関節にも余計な負担がかかりやすいとされています。全身の動きの土台となる体幹を安定させることが、様々な関節の痛みの予防につながるといわれています。
インナーマッスルの鍛え方

「インナーマッスルを鍛えるにはどうすればいいですか?」整骨院でもよく聞かれます。コツは「じっくりゆっくり、意識しながら」です。
ドローイン・プランクの基本
ドローインとは、お腹をへこませたまま呼吸を続ける方法で、腹横筋を活性化させるのに役立つとされています。プランク(うつ伏せで前腕と足先で体を支えるポーズ)は腹横筋・多裂筋をはじめとする体幹全体のインナーマッスルを鍛えるのに効果的とされています。30秒×3セットから始めるとよいといわれています。
バードドッグで体幹の安定性を高める
四つ這いの姿勢から、右腕と左脚を同時にゆっくり伸ばして数秒キープする「バードドッグ」は、腰椎を安定させるインナーマッスルを鍛えるのに役立つとされています。腰が揺れないように体幹を意識しながら行うことがポイントといわれています。
整骨院でのインナーマッスルケア

「整骨院でインナーマッスルのケアをしてもらえますか?」はい、体幹の安定性を評価しながら施術と運動指導を組み合わせて行います。
体幹評価と個別の運動指導
整骨院では体幹の安定性や筋肉のバランスを評価し、その方に合ったインナーマッスルトレーニングを指導することがあります。自己流で行うよりも正しいフォームを学ぶことで、より効率よく鍛えやすくなるといわれています。
施術と運動の組み合わせ
インナーマッスルが弱い状態で運動を始めると、代わりにアウターマッスルが過剰に働いて疲労しやすくなることがあるとされています。まず施術で筋肉の緊張を整えてからトレーニングを取り入れることで、より効果が出やすいといわれています。
よくある質問(FAQ)

Q. インナーマッスルはどのくらいで鍛えられますか?
A. 毎日継続した場合、数週間〜数ヶ月で体幹の安定性の改善を感じやすくなるとされています。ただし、インナーマッスルはじっくり時間をかけて育てる筋肉とされており、継続が最も大切といわれています。
Q. 腰痛があってもインナーマッスルを鍛えていいですか?
A. 腰痛がある場合は、まず痛みの原因を確認してから運動を始めることが大切とされています。整骨院で状態を評価した上で、安全に行えるトレーニングを指導してもらうことが勧められています。
Q. インナーマッスルとコアトレーニングは同じですか?
A. コアトレーニングはインナーマッスルを含む体幹全体を鍛えることを指す場合が多いとされています。広義には同じ意味で使われることもありますが、コアにはアウターマッスルも含まれるという考え方もあるとされています。







