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変形性股関節症とは?レントゲン所見の重要性

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痛みの原因が「股関節の変形」だったなんて…

「最近、歩くたびに股関節がズキッと痛む…」「朝起きたときに足の付け根がこわばるような感じがする…」そんな症状を感じている方、実は少なくありません。もしかすると、それは変形性股関節症のサインかもしれません。

この変形性股関節症は、関節の軟骨がすり減ってしまうことで、関節の隙間が狭くなったり、骨が直接ぶつかるような状態になることがあると言われています。特に女性に多く、片側だけに症状が出るケースも少なくないようです。

ただ、「なんとなく痛いな…」という段階では、なかなか自分で判断できませんよね。ここで重要になるのが、レントゲン所見です。

レントゲン画像は進行度を読み取る“地図”のようなもの

整形外科などで股関節の不調を伝えると、多くの場合まずレントゲン撮影が行われます。実はこのレントゲン画像から、軟骨の減り具合や関節の変形の程度を、ある程度把握することができるとされています。

例えば、初期の段階では「関節裂隙(かんせつれつげき)」と呼ばれる関節の隙間が、やや狭くなっている様子が映し出されることがあります。これは軟骨が少しずつ擦り減ってきているサインだと考えられています。

さらに進行すると、関節周辺に「骨棘(こつきょく)」というトゲのような骨の出っ張りが確認されたり、「軟骨下骨硬化(なんこつかこつこうか)」といって骨が白っぽく硬くなった様子も現れることがあるそうです。

そして、末期の状態では「骨嚢胞(こつのうほう)」と呼ばれる骨の中に空洞のようなものが見つかる場合も。こうした所見をもとに、進行度やこれから必要になる対応策が検討されていきます。

ただし、痛みの強さと画像の所見が必ずしも比例するわけではないとも言われているので、画像だけで判断せず、今の状態に合わせてケアや施術方針を考えていくことが大切とされています。

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関節裂隙の狭小化:初期段階のわかりやすいサイン

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「関節裂隙が狭くなっています」と言われたらどういうこと?

変形性股関節症とレントゲンの話になると、よく耳にするのが「関節裂隙(かんせつれつげき)」という言葉です。これは、股関節の中で骨と骨が接する部分にある、いわば“すき間”のこと。この隙間は、実は軟骨によって守られているスペースで、正常であれば一定の幅が保たれているんです。

でも、「関節裂隙が狭くなっていますね」と言われる場合、それは軟骨が少しずつすり減ってきているサインと考えられているそうです。軟骨はレントゲンには映りませんが、その代わりに“隙間の幅”を見て、軟骨の状態を間接的に把握するといったかたちになります。

隙間が狭くなると、どんな影響があるの?

この関節裂隙が狭小化してくると、股関節の中で骨と骨が近づいてしまう状態になります。そうなると、歩いたり階段を上ったりするときにクッションの役割をしていた軟骨がうまく機能せず、痛みが出やすくなると言われています。

特に初期段階では、痛みがあったりなかったりと症状が安定しないことも多く、気づきにくいケースもあります。でも、「最近なんとなく足の付け根が違和感あるな」「あぐらをかくと突っ張る感じがするな」というときには、念のため専門機関でレントゲンを撮ってみるのも選択肢の一つかもしれません。

ちなみに、レントゲンでは左右の股関節の隙間の広さを比較することで、どちらに負担がかかっているのかもある程度把握しやすくなるそうです。医師や施術者は、こうした情報をもとに今後の対応を検討するようです。

この段階での変化は見た目ではわかりづらいですが、レントゲンにはしっかりとサインが出ていることもあるので、「まだ軽いから大丈夫」と思わずに、日々の動作や違和感に気を配ってみてくださいね。

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骨棘と骨嚢胞:進行期に現れる骨変形の特徴

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「骨がとげのように出てます」と言われたら?

変形性股関節症が進んでくると、レントゲンに新たな変化が現れることがあると言われています。その代表的なものが**骨棘(こつきょく)骨嚢胞(こつのうほう)**です。なんだか聞き慣れない言葉かもしれませんが、これらは骨の変形に関わる重要なサインとされています。

まず骨棘ですが、これは読んで字のごとく「骨のとげ」。軟骨がすり減った状態で股関節に負担がかかり続けると、関節の縁にトゲのような骨の突起ができてくることがあるそうです。体は摩耗や衝撃をどうにかして吸収しようとする防御反応を起こすんですね。その結果、骨が余分に形成されてしまう…というメカニズムだと考えられています。

骨嚢胞ってなに?どうして空洞ができるの?

一方、骨嚢胞はというと、骨の内部にできる“袋状の空洞”のようなもの。変形が進行すると、関節内の圧が局所的に高くなったり、関節液が骨の中にしみ込んでしまうことがあるとされていて、それが空洞形成につながるとも言われています。

この骨嚢胞は、見た目にはわからないものの、レントゲンやMRIでは比較的はっきりと確認されることが多いです。特に、骨の密度が低くなってきている場所にできやすく、骨の強度にも影響が出てくる可能性があるとされています。

ちなみに、「骨棘も骨嚢胞もあるけど痛みはそこまでひどくない…」という方もいれば、「見た目ではそこまで進んでいないのに、動かすと激痛がある」という方もいます。画像所見と実際の痛みの強さが必ずしも一致するわけではない、というのがこの病気のややこしいところなんですね。

いずれにしても、骨棘や骨嚢胞が見られるようになると、変形性股関節症の中でも中等度〜進行期に入ってきている可能性があるため、日常の動き方やセルフケア、専門家のサポートなどをしっかり見直すタイミングかもしれません。

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軟骨下骨硬化像:末期の骨質変化を示す所見

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骨が白く濁って見える…それってどういう状態?

変形性股関節症が進行してくると、レントゲン画像に現れてくるのが「軟骨下骨硬化像(なんこつかこつこうかぞう)」と呼ばれる変化です。少し難しい言葉かもしれませんが、これは軟骨の下にある骨が白く硬く映るようになる状態のことを指します。

よく「レントゲンで骨が真っ白に映ってますね」と言われることがありますが、それは単に骨密度が高いというよりも、骨が過剰に反応して硬くなっていることが多いそうです。軟骨がすり減って骨同士が直接こすれ合うことで、骨にストレスがかかり続け、それに対して骨が自分を守ろうとする“防御反応”のひとつと考えられています。

硬くなった骨が股関節の動きを制限することも

この軟骨下骨硬化が進んでくると、股関節の動きが少しずつ制限されてくるケースがあると言われています。硬くなった骨は柔軟性が失われるため、動作のたびに引っかかるような感じがしたり、滑らかに曲げ伸ばしができなくなったりすることもあるようです。

「歩き始めがなんとなくぎこちない」「足を横に開くのが苦手になってきた」という人は、すでにこうした変化が進んでいる可能性もあるかもしれません。痛み自体は落ち着いている日もあったとしても、関節の中ではゆっくりと進行している場合があるとも考えられています。

特に末期の状態では、この硬化とあわせて骨棘や骨嚢胞なども同時に見られることが多くなり、レントゲン上ではかなり特徴的な所見になるそうです。こうした変化が進むと、股関節にかかる負担も大きくなりやすくなるため、生活習慣や体の使い方を見直すことも大切になってきます。

一見すると「骨が丈夫そう」と思われがちですが、硬化している部分は必ずしも健康な骨というわけではなく、衝撃を吸収しにくくなってしまっている可能性があるとも指摘されています。

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臼蓋形成不全とCE角:進行リスクを高める構造的要因

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「臼蓋が浅いですね」と言われたら、それってどういう意味?

股関節の不調を調べていく中で、「臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。これは、股関節の受け皿である「臼蓋(きゅうがい)」が本来の位置より浅く形成されている状態を指すもので、生まれつきの骨格の影響によって起こることがあるとされています。

本来、股関節はボールとソケットのような構造で、丸い大腿骨の骨頭を臼蓋がしっかりと包み込むことで、安定した動きを実現しています。ところが臼蓋が浅いと、骨頭の支えが不十分になり、体重や動作のたびに股関節にかかる負担が増えやすくなると考えられています。

この状態が長年続くことで、軟骨がすり減りやすくなり、変形性股関節症のリスクが高まる可能性があるとも言われています。

CE角ってなに?数値で見る進行リスク

臼蓋の浅さを判断する指標としてよく使われるのが「CE角(セントロイド・エッジ角)」です。これはレントゲン画像上で、骨盤の中心と大腿骨の骨頭の外側との角度を計測して求められるもので、臼蓋がどれだけ骨頭を覆っているかを数値で評価することができると言われています。

目安としては、CE角が25度以上あれば正常範囲とされており、20度未満の場合は臼蓋形成不全が疑われることが多いそうです。さらに角度が小さいほど、股関節への荷重が集中しやすくなり、関節の変形が進行するリスクが高まる可能性もあると考えられています。

ただし、CE角の数値だけで「絶対に股関節症になる」とは限らないという点もポイントです。あくまでも進行リスクを把握するためのひとつの参考値として使われており、実際には筋肉の柔軟性や日常生活での姿勢、体の使い方なども症状に影響を与えることがあるようです。

レントゲン所見でCE角が小さいと指摘された場合、股関節をなるべく守る生活動作や運動の工夫が必要になるかもしれませんね。

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