「足の付け根の片側だけが痛い…」「歩くたびに股関節のあたりが気になる」とお悩みの女性は多いのではないでしょうか。結論から言うと、足の付け根の片側の痛みは股関節・骨盤・筋肉・婦人科系など複数の原因が考えられ、原因に合わせた対処が大切とされています。整骨院の現場でもこのお悩みで来院される女性は多く、この記事では原因の見分け方・セルフケア・施術のアプローチをわかりやすく解説します。
足の付け根が片側だけ痛い原因とは

「片側だけ痛いって何かおかしいんでしょうか?」とよく聞かれます。左右どちらかだけに症状が出るのは、骨盤や股関節のバランスが崩れているサインであることが多いんですよ。
股関節まわりの筋肉・靭帯のトラブル
股関節を支える筋肉(腸腰筋・内転筋・大腿四頭筋など)や靭帯に過剰な負荷がかかると、片側だけに痛みが出ることがあるとされています。長時間の歩行・立ち仕事・運動不足・姿勢の癖などが引き金になりやすいといわれています。
骨盤のゆがみ・左右アンバランス
骨盤が左右どちらかに傾いたり、ねじれたりすると、片側の股関節や足の付け根に負担が集中しやすくなるとされています。片脚に体重をかける癖・脚を組む習慣・産後の骨盤の変化などが骨盤のゆがみに関係しているといわれています。
鼠径部痛症候群・スポーツ疲労
鼠径部(そけいぶ:足の付け根の内側)の筋肉や腱が使いすぎで炎症を起こす「鼠径部痛症候群(グロインペイン)」も原因のひとつとされています。ランニングや自転車・育児での抱っこなど繰り返しの動作が負担になりやすいといわれています。
婦人科系・内臓の問題との関係
女性の場合、子宮・卵巣の不調が足の付け根の痛みとして感じられることがあるとされています。生理周期に合わせて痛みが変化する・発熱や下腹部の違和感を伴う場合は、整骨院だけでなく婦人科への受診も合わせて検討されることをおすすめします。
女性に多い足の付け根の痛みのパターン

「同じ『足の付け根が痛い』でも、場所や状況によってタイプが違うんですよ。どのタイミングで・どんな動きで痛むかを確認するのが原因を絞り込む近道です」
産後に多いパターン
出産によって骨盤が開いたり、左右のバランスが崩れることで片側の股関節・足の付け根に負担がかかりやすくなるとされています。また、抱っこや授乳での前かがみ姿勢が骨盤や股関節への負荷を高めることがあるといわれています。産後1〜6か月ころに症状が出やすいとされています。
デスクワーク・座りっぱなしのパターン
長時間座り続けると股関節を曲げた状態が続き、鼠径部(足の付け根)の筋肉や腸腰筋が縮こまりやすくなるとされています。立ち上がったときや歩き始めに片側だけ痛む場合はこのタイプが多いといわれています。
股関節の軟骨・関節のトラブル
変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)は、股関節の軟骨がすり減って痛みや動かしにくさが出る状態で、日本では女性に多く見られるとされています。歩行時や階段の昇降で片側の股関節に痛みが出る場合は医療機関への相談も視野に入れることが大切です。
自宅でできるセルフケア・ストレッチ

「自分でできることはありますか?」という方に、股関節まわりをほぐすのに役立つとされているストレッチをご紹介します。無理のない範囲で続けてみてください。
バタフライストレッチ(内転筋・股関節のリリース)
床に座って両足の裏を合わせ、膝を左右に開いてゆっくり床に向けて下げます。両手で足首を持ち、背筋を伸ばして20〜30秒キープします。股関節の内側(内転筋・鼠径部)の緊張をほぐすのに役立つとされています。痛みが出る場合は無理に深めず、できる範囲で行ってください。
腸腰筋のストレッチ
片膝を床についてランジの姿勢をとり、前足に体重をかけながら上体をゆっくり前に倒します。後ろ側の股関節の前面(腸腰筋)が伸びているのを感じながら20〜30秒キープします。左右を行い、痛みのある側を特に丁寧に行うといいとされています。
骨盤を整える寝ながらストレッチ
仰向けに寝て両膝を立て、片方の足首を反対の膝の上に置き(フィギュア4の形)、両手で下の太ももを抱えてゆっくり胸に引き寄せます。股関節の外側から骨盤まわりの筋肉が伸びるとされています。左右各20〜30秒を目安に行ってください。
整骨院での足の付け根の痛みへのアプローチ

「ストレッチしているけどなかなか改善しなくて…」という方が多いです。骨盤のゆがみや股関節のアライメントを整えることで、根本からアプローチできますよ。
骨盤・股関節のアライメント調整
左右の骨盤のバランスを整え、股関節が正しい位置に収まるようにアプローチします。骨盤のゆがみが解消されると片側への負担が分散しやすくなり、痛みが和らぎやすくなるとされています。強い力を使わず、やさしいアプローチで行うのが基本です。
股関節まわりの筋肉へのアプローチ
腸腰筋・内転筋・梨状筋など股関節まわりの筋肉の緊張をほぐす手技を行います。これらの筋肉が硬くなると股関節の動きが制限されて痛みが出やすくなるとされており、筋肉を柔らかくすることで可動域の改善が期待できるとされています。
日常生活・姿勢の指導
片側に体重をかける立ち方の癖・脚を組む習慣・産後の体の使い方など、日常生活で骨盤に負担をかけている原因を一緒に見直します。施術と生活習慣の改善を組み合わせることで再発しにくい体づくりを目指します。
よくある質問(FAQ)

Q. 足の付け根の痛みは整骨院で診てもらえますか?
A. はい、筋肉・骨盤・股関節のバランスからくる痛みは整骨院での施術が改善の助けになるとされています。ただし発熱・下腹部の違和感・生理不順などを伴う場合は婦人科との並行受診をおすすめします。迷った場合はまずご相談ください。
Q. 妊娠中・産後でも施術を受けられますか?
A. 産後の骨盤ケアは整骨院でも対応しています。妊娠中は状態によって対応が異なりますので、まずはご相談いただければ安全に配慮したアドバイスをいたします。
Q. 片側だけ痛むのは骨盤のゆがみが原因ですか?
A. 骨盤のゆがみや股関節のアンバランスが片側への負担集中につながることは多いとされています。ただし原因は一つとは限らないため、しっかり状態を確認したうえで施術方針をお伝えするのが大切とされています。
Q. 歩くだけで足の付け根が痛い場合はどうすればいいですか?
A. 歩行時の痛みは股関節や鼠径部の筋肉・靭帯への負担が原因のことが多いとされています。歩き方の癖や骨盤のバランスを評価することで原因を絞り込みやすくなります。悪化を防ぐためにも早めにご相談いただくことをおすすめします。







