頭痛をすぐに和らげるには、頭痛のタイプを正しく見極めてから対処することが重要とされています。頭痛には「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」など種類があり、対処法がそれぞれ異なります。この記事では頭痛の主な原因とタイプ別の特徴、整骨院でも指導しているセルフケアをわかりやすく解説します。
頭痛が起こる主な原因とタイプ

「頭痛って種類があるの?」と思う方も多いかもしれません。実は頭痛は大きく分けていくつかのタイプがあり、それぞれ原因と対処法が違います。整骨院でも「どんな頭痛か」をしっかり確認してから施術を行います。
緊張型頭痛(最も多いタイプ)
緊張型頭痛(きんちょうがたずつう)は、頭痛の中で最も多いタイプとされています。頭全体が締め付けられるような鈍い痛みが特徴で、首・肩・後頭部の筋肉の緊張が原因とされています。長時間のデスクワーク・スマートフォンの使いすぎ・ストレスなどが引き金になりやすいといわれています。整骨院でご相談いただく頭痛の多くはこのタイプです。
片頭痛(偏頭痛)
片頭痛(へんずつう)は、頭の片側(まれに両側)がズキズキと脈打つように痛むのが特徴とされています。光・音・においに過敏になったり、吐き気を伴うことがあるといわれています。脳の血管が拡張することで起こるとされており、女性に多いといわれています。痛みが出たときは暗く静かな場所で安静にし、患部を冷やすことが有効なことがあるとされています。
二次性頭痛(病気が原因の頭痛)
「今まで経験したことがないほど激しい頭痛」「発熱・嘔吐・手足のしびれを伴う頭痛」「頭を打った後の頭痛」は、脳出血・くも膜下出血・髄膜炎など重篤な疾患が原因の二次性頭痛の可能性があるとされています。このような場合はすぐに医療機関を受診されることを強くおすすめします。
頭痛に関わる筋肉と姿勢の関係

「なぜ肩こりがひどいと頭痛になるの?」とよく聞かれます。実は首・肩の筋肉と頭痛は深くつながっているんです。
後頭下筋群(こうとうかきんぐん)と頭痛の関係
後頭下筋群(こうとうかきんぐん)は、後頭部と首の付け根にある小さな筋肉群です。スマートフォンや画面を見るときの「頭が前に出た姿勢(スマホ首・ストレートネック)」が続くと、この筋肉が過緊張を起こし後頭部から頭全体に頭痛が広がりやすくなるといわれています。整骨院の現場でも、この部位の緊張が頭痛の改善と深く関わっていることが多い印象があります。
僧帽筋(そうぼうきん)・肩甲挙筋(けんこうきょきん)の緊張
僧帽筋は首から肩・背中にかけて広がる大きな筋肉で、肩甲挙筋は首から肩甲骨をつなぐ筋肉です。肩こりの主な原因筋とされており、これらが硬くなると血流が悪化して後頭部や頭全体の頭痛につながりやすいとされています。デスクワークや育児で肩に力が入りやすい方に多い傾向があるといわれています。
姿勢と頭痛の悪循環
頭が前に出る姿勢(前傾姿勢)が続くと、首への負担が増大するとされています。頭の重さは約4〜6kgとされていますが、頭が前に出るほど首への負荷が倍増するといわれており、筋肉疲労から頭痛が起こりやすくなるとされています。姿勢を整えることが慢性的な頭痛の改善につながりやすいといわれています。
今すぐできる!頭痛を和らげるセルフケア

「頭痛薬を飲む前に自分でできることはある?」という方へ。緊張型頭痛であれば、セルフケアで症状が和らぎやすくなることがあるといわれています。
後頭部・首の付け根を押す(ツボ押し)
後頭部と首の境目(後頭下)には「天柱(てんちゅう)」「風池(ふうち)」と呼ばれるツボがあり、緊張型頭痛の緩和に役立つとされています。両手の親指を使って後頭部の際を左右対称にゆっくり押し、気持ちよいと感じる強さで10〜15秒キープします。力を入れすぎず、呼吸を止めないようにしましょう。
首・肩のストレッチ
①椅子に座り、背筋を伸ばします。②頭をゆっくり右に傾け、右手を頭の上に添えて15〜20秒キープします。③反対側も同様に行います。④その後、頭を前に倒して後頭部をゆっくり伸ばします。僧帽筋・後頭下筋群の緊張をほぐすのに役立つとされており、頭痛の予防にも効果的といわれています。
目を温める・こめかみを冷やす
緊張型頭痛には目の疲れが関与していることが多いとされており、温めたタオルを目に当てることで緊張がほぐれやすくなるといわれています。一方、片頭痛のズキズキした痛みにはこめかみや首を冷やすことが有効なことがあるとされています。タイプによって温冷を使い分けることが重要です。
整骨院での頭痛改善アプローチ

「頭痛薬を飲み続けているが根本的に改善したい」「肩こりと頭痛が慢性化している」という方は、整骨院へのご相談が選択肢のひとつになります。
首・肩・頭部まわりへの手技施術
整骨院では、後頭下筋群・僧帽筋・肩甲挙筋など頭痛に関わる筋肉への手技施術を行うことがあります。硬くなった筋肉をほぐし血流を改善することで、頭痛が起こりにくい状態に整えやすくなるとされています。施術経験から、首・肩まわりのこりが強い方ほど定期的なケアで頭痛の頻度が減りやすい印象があります。
頸椎(けいつい)・姿勢のバランス調整
頸椎(首の骨)のアライメントが乱れていると、特定の筋肉や神経に負担がかかりやすくなるとされています。整骨院では頸椎の動きや骨盤・背骨のバランスを確認し、姿勢全体を整えるアプローチを行うことがあります。「頭痛だけでなく肩こり・首こりもひどい」という方に有効なことがあります。
生活習慣・セルフケアのアドバイス
慢性的な頭痛の改善には、施術と並行して日常生活の見直しが重要とされています。整骨院では画面を見るときの姿勢・枕の高さ・ストレッチの習慣など、日常でできる頭痛予防のアドバイスも行うことがあります。薬に頼りすぎず体のケアで頭痛を減らしていきたい方はぜひご相談ください。
頭痛に関するよくある質問

Q. 頭痛薬を飲みすぎると逆効果になりますか?
A. 頭痛薬(鎮痛剤)を月に10日以上使い続けると「薬物乱用頭痛」が起こりやすくなるとされています。薬が切れると頭痛が起こり、また薬を飲むという悪循環になりやすいといわれています。頻繁に頭痛薬が必要な場合は、根本的な原因へのアプローチを検討されることをおすすめします。
Q. 整骨院で頭痛は改善できますか?
A. 筋肉の緊張・姿勢・血流の滞りが原因の緊張型頭痛は、整骨院での施術によって改善が期待できるとされています。脳や内臓の疾患が原因の頭痛には対応できないため、まずは医療機関での検査をおすすめする場合があります。お気軽にご相談ください。
Q. 頭痛が毎日続く場合はどうすればいいですか?
A. 毎日頭痛が続く場合は、慢性頭痛として専門的な対応が必要なことがあります。まず内科・神経内科・脳神経外科などで原因を確認されることをおすすめします。器質的な疾患がないと確認できれば、整骨院での姿勢・筋肉へのアプローチが改善につながることがあるとされています。
Q. 子どもの頭痛にも整骨院は対応できますか?
A. 子どもの頭痛も、姿勢やスマートフォンの使いすぎによる緊張型頭痛が増えているといわれています。整骨院では年齢に合わせたやさしいアプローチが可能なことがあります。ただし小児の場合はまずかかりつけ医や小児科に相談されてからのご来院をおすすめします。







