肋骨が痛い原因は筋肉かも?深呼吸・寝返りで悪化するときの対処法|整骨院が解説
「肋骨のあたりが痛い……でも骨折した覚えはない」――そんな悩みを抱えている方は意外と多くいます。肋骨の痛みの原因は骨折や肋間神経痛だけではなく、筋肉や筋膜のこわばりが関係しているケースが少なくありません。この記事では、深呼吸・寝返りで悪化するタイプの肋骨の痛みを中心に、原因と整骨院でのケア方法をわかりやすく解説します。
肋骨が痛い「主な原因」を整骨院が解説

「肋骨のあたりが痛いんですけど、骨に問題があるんでしょうか?」と聞かれることがとても多いです。実は、骨以外の原因が隠れていることもよくあるんですよ。
①筋肉・筋膜のこわばり
肋骨のまわりには肋間筋(ろっかんきん)という薄い筋肉が何層にも重なっています。デスクワークや猫背の姿勢が続くと、この筋肉がこわばりやすくなるといわれています。こわばった筋肉は深呼吸や体をひねる動作で引き伸ばされ、痛みを感じやすくなるとされています。
②肋間神経痛
肋骨に沿って走る神経が刺激されることで、ズキズキ・チクチクした痛みが出る場合があります。体をひねったり、くしゃみ・咳をしたときに鋭い痛みが走る場合は、肋間神経痛が関係していることがあるといわれています。
③内臓由来の可能性(要注意)
右側の肋骨下部の痛みは肝臓・胆嚢、左側は胃・膵臓(すいぞう)の問題と関連するケースがあるとされています。発熱・黄疸・食欲不振をともなう場合は内科・消化器科への受診をおすすめします。整骨院での施術が適切かどうかを判断するためにも、まず医療機関への相談が先決です。
④骨折・ひびのケース
強い外力が加わった後や、骨粗しょう症のある方の場合は骨折のリスクがあります。患部を押すと強い痛みがある・深呼吸のたびに激しく痛む場合は、速やかに整形外科でレントゲン検査を受けることが大切です。
深呼吸・寝返りで肋骨が痛む場合に考えられること

「特定の動きをしたときだけ痛い」というパターン、実は筋肉や関節の問題であることが多いんです。どんな動きで痛みが出るかをよく観察してみましょう。
深呼吸で痛む場合
息を大きく吸い込むと肋骨が広がり、肋間筋や胸郭(きょうかく)まわりの筋肉が引き伸ばされます。この際にこわばった筋肉や炎症がある箇所に刺激が加わり、痛みが出やすくなるとされています。
寝返り・体をひねると痛む場合
横向きに寝返りを打つ動作では、体幹の回旋(かいせん)が必要になります。この回旋の動きによって肋骨まわりの筋肉・筋膜に負荷がかかり、炎症があると痛みを感じやすくなるといわれています。特に朝起き上がるときに痛むという場合は、睡眠中の同じ姿勢による筋肉の疲労が関係していることがあります。
咳・くしゃみで痛む場合
咳やくしゃみは瞬間的に胸腔内の圧力が大きく変動し、肋間筋に急激な負荷がかかります。このため、もともと筋肉に炎症やこわばりがある場合は、咳のたびに強い痛みを感じやすいとされています。
肋骨まわりの筋肉・筋膜が原因の痛みとは?

整骨院に来られる方の肋骨の痛みを確認すると、筋肉や筋膜の問題が原因のことが多いです。骨に問題がないとわかると、皆さんほっとされますよ。
肋間筋(ろっかんきん)とは?
肋間筋とは、隣り合う肋骨の間を埋めるように走っている薄い筋肉です。呼吸のたびに肋骨を動かす重要な役割を担っており、長時間の前かがみ姿勢や浅い呼吸が続くとこわばりやすくなるといわれています。
筋膜のこわばりが引き起こす広がる痛み
筋膜(きんまく)とは筋肉を包む薄い膜のことで、体全体につながっています。肋骨まわりの筋膜がこわばると、脇の下・背中・肩甲骨(けんこうこつ)周辺にまで痛みや違和感が広がるケースがあるとされています。
整骨院ではどんな施術をするの?
整骨院では、肋間筋や胸郭まわりの筋肉をほぐす手技施術や、姿勢の改善指導を行うことがあります。骨折や内臓疾患の可能性が除外された後に、筋肉・筋膜へのアプローチで症状が改善しやすくなるといわれています。施術の内容は状態によって異なるため、まずはご相談ください。
自宅でできる!肋骨の痛みを和らげるセルフケア

整骨院でのケアと並行して、おうちでできるセルフケアも効果的とされています。ただし、骨折の可能性がある場合は安静が最優先ですよ!
胸郭ストレッチ(タオルを使った方法)
ロール状に丸めたバスタオルを背中の肋骨あたりに横向きに置き、その上にゆっくり仰向けになります。このとき両腕を頭の上にのばすと、胸郭が自然に広がり、こわばった肋間筋がゆるみやすくなるとされています。1回30秒を目安に、無理のない範囲で行いましょう。
腹式呼吸で肋間筋をほぐす
鼻からゆっくり息を吸い、お腹を膨らませるように意識する「腹式呼吸(ふくしきこきゅう)」は、肋間筋への過度な負担を減らしながら肺を広げるとされています。1日5〜10分、椅子に座った状態で行うと習慣化しやすいでしょう。
温熱ケアで血行を促進する
急性の炎症(赤み・熱感・腫れをともなう)がない場合は、肋骨まわりをホットタオルや温熱シートで温めると、筋肉のこわばりが和らぎやすくなるといわれています。入浴も効果的とされており、湯船にゆっくりつかることで体全体の血行改善が期待できます。
肋骨の痛みに関するよくある質問

Q. 肋骨が痛いとき、整骨院と整形外科どちらに行けばいいですか?
A. まず外傷(転倒・ぶつけた)や骨折の可能性がある場合は、整形外科でレントゲン検査を受けることをおすすめします。骨に問題がないと確認できた後に、筋肉・筋膜へのアプローチとして整骨院をご利用いただくのがスムーズです。
Q. 寝ていると肋骨が痛いのはなぜですか?
A. 寝ている姿勢が長時間続くことで、肋間筋に一定の圧力がかかり続けるためと考えられています。特に横向き寝は、下側の肋骨まわりに負荷がかかりやすいといわれています。抱き枕を使って体を安定させると、痛みが和らぐ場合があります。
Q. 肋骨の痛みはいつ頃よくなりますか?
A. 筋肉・筋膜の問題が原因の場合、適切なケアを続けることで数日〜数週間で状態が改善しやすくなるとされています。ただし原因によって回復期間は異なります。痛みが長引く場合や悪化する場合は、医療機関または整骨院にご相談ください。







