首のリンパ（頸部リンパ節）が押すと痛い原因とは？

急に痛くなったときに考えられる原因

「首のリンパを押すと痛い…これって大丈夫なの？」と不安になる方は少なくありません。実はこの違和感、風邪や扁桃炎の影響でリンパ節が腫れることで起こることがあるようです。

とくに、急性リンパ節炎という状態では、ウイルスや細菌の感染によって炎症が起こると考えられており、押したときに「ズキッ」とした痛みを感じやすいそうです。これは風邪をひいたあとや、虫歯・口内炎などがきっかけになることもあると言われています。

その他に考えられる病気もある？

一方で、痛みだけでなく熱をともなったり、数日たっても症状が引かない場合には、ほかの原因も考えられるとされています。

たとえば、亜急性甲状腺炎という病気では、ウイルス感染後に甲状腺が腫れて強い痛みや発熱を引き起こすことがあるようです。また、側頸嚢胞という先天性のしこりが感染を起こすことで、急に腫れて痛むケースも報告されています。

さらに、まれな例としては**菊池病（壊死性リンパ節炎）**や、悪性リンパ腫・がんの転移によるリンパ節の腫れなども挙げられています。これらは押しても痛みが少ない、しこりが硬い、熱が出る、全身がだるいといった特徴があると言われています。

痛みの程度と症状の出方を観察しよう

一時的な炎症でおさまることも多いようですが、腫れが引かない、症状が悪化しているなど心配な点があれば、早めの相談がすすめられています。押して痛いだけなのか、それとも熱や全身症状があるのか、自分の体のサインを見逃さないことが大切です。

#首のリンパの痛み
#リンパ節炎の原因
#しこりの見分け方
#受診の目安
#自分でできる観察ポイント

他の症状との見分け方：どんなとき来院が必要か？

痛みや腫れだけで判断しても大丈夫？

「首のリンパが押すと痛いだけなら様子を見てもいいのかな…？」と迷うこと、ありますよね。でも、実はその“痛み方”や“他の症状”があるかどうかが、大きな判断材料になると言われています。

たとえば、発熱や倦怠感、体重減少、寝汗がある場合は、体全体に関係する病気がかかわっている可能性があるそうです。特に、リンパ腫や結核性リンパ節炎などでは、こうした全身症状が見られることが多いとされています。

「痛みの期間」や「しこりの変化」もポイントに

痛みが数日でおさまるなら心配ないこともあるようですが、1週間以上たっても痛みが引かない、2週間以上腫れが続いているときは注意が必要といわれています。こうしたケースでは、体内で炎症が慢性化していることがあるため、検査がすすめられることもあるようです。

また、しこりが硬くて動かないとか、急にサイズが大きくなる場合には、悪性の可能性もゼロではないとされています。特に、痛みが少なくても「いつもと違うな」と感じるような変化があれば、一度専門機関で触診してもらうことが勧められています。

自分だけで判断しきれないときは？

正直なところ、リンパの痛みは「ただの風邪の影響なのか、それとも別の何かがあるのか」をご自身で見極めるのは難しい場合も多いです。そんなときは、体の声に耳を傾けることが何より大切だとされています。

日常生活に支障が出るほどの不快感があったり、「何となく気になる…」という直感があるときは、無理をせず専門家へ相談するという選択肢も検討されるとよいでしょう。

#首のリンパの腫れ
#しこりの見分け方
#悪性リンパのサイン
#来院の目安
#首の違和感と全身症状