「腕の内側がズキズキ痛む」「肘の内側が曲げるたびに痛い」「前腕の内側がだるくて重い」——こんなお悩みはありませんか?腕の内側の痛みは、筋肉・腱・神経・関節など様々な組織が関係しているとされています。結論から言うと、原因によって対処法が異なるため、痛みの特徴から原因を絞り込むことが改善への近道とされています。整骨院の現場でも、パソコン作業や重いものを持つ仕事をされている方からのご相談が多い症状のひとつです。
腕の内側が痛い主な原因

「腕の内側が痛いんですが、何が原因なんでしょう?」というご相談をよくいただきます。考えられる主な原因をお伝えします。
上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘)
肘の内側にある骨の出っ張り(内側上顆:ないそくじょうか)に付着する筋肉の腱が炎症を起こす状態です。ゴルフのスイング動作だけでなく、パソコン作業・重いものを持つ仕事・投球動作なども原因になるとされています。肘の内側を押したときの痛みや、手首を曲げるときの痛みが特徴とされています。
肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)
肘の内側を通る尺骨神経(しゃっこつしんけい)が圧迫・引き伸ばされることで起きる神経症状です。腕の内側から小指・薬指にかけてのしびれ・痛みが特徴とされています。肘を長時間曲げた状態が続く作業やデスクワークで起きやすいといわれています。
前腕屈筋群の筋肉疲労・炎症
前腕(肘から手首にかけて)の内側には手首や指を曲げる筋肉が多く集まっています。パソコンのタイピング・スマートフォン操作・握る動作を繰り返すことでこれらの筋肉が疲労し、前腕の内側が痛くなることがあるとされています。
頚椎(首)からくる神経症状
首の椎間板や骨の変形によって神経が圧迫されると、腕・前腕の内側にかけて痛み・しびれ・だるさが出ることがあるとされています。腕を特定の方向に動かすと症状が変わる場合は、首からの影響も考えられます。
症状・痛み方の特徴と見分け方

「腕の内側の痛みにも種類があるんですか?」という質問をよくいただきます。痛み方の特徴から原因を絞り込む目安をお伝えします。
肘の内側の骨を押すと痛む場合
肘の内側の骨のでっぱりを指で押したときに強い痛みがある場合は、上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘)の可能性が高いとされています。手首を下に曲げる・物を握る動作で痛みが強くなることが多いとされています。
小指・薬指のしびれを伴う場合
腕の内側の痛みに加えて小指・薬指がしびれる・感覚が鈍い・力が入りにくいといった症状がある場合は、肘部管症候群など神経への影響が考えられます。この場合は早めに医療機関を受診されることをおすすめします。
前腕全体がだるく疲れやすい場合
前腕の内側全体が重だるい・タイピングや握り動作をすると疲れやすいという場合は、前腕屈筋群の慢性的な疲労・緊張によるものが多いとされています。
首・肩の症状も伴う場合
肩こりや首の痛みがあり、腕を上げると症状が変化する場合は、頚椎からの神経症状の可能性もあるとされています。腕だけでなく全身のバランスを診ることが重要とされています。
腕の内側の痛みを和らげるセルフケア

「腕の内側の痛みを自分でケアする方法はありますか?」という質問をよくいただきます。有効とされているセルフケアをお伝えします。
アイシング(急性期・炎症がある時)
痛みが強くなったばかりのとき・熱感がある場合は、タオルに包んだ保冷剤や氷嚢で10〜15分程度冷やすことが炎症を抑えるのに有効とされています。直接皮膚に当てると凍傷のリスクがあるため、必ずタオル越しに行うことをおすすめします。
前腕・手首のストレッチ
腕を前に伸ばし手首を上・下に軽く曲げて15〜30秒キープするストレッチが、前腕の筋肉・腱の柔軟性を保つのに有効とされています。痛みが強い時は無理に行わず、痛気持ちいい程度に留めることをおすすめします。
前腕のセルフマッサージ
反対の手の親指で前腕の内側をゆっくりとほぐすマッサージが、筋肉の疲労回復に役立つとされています。強く押しすぎず、心地よい程度の圧で行うことをおすすめします。
作業環境の見直し
パソコン作業では肘が90度程度に曲がるよう椅子・机の高さを調整すること、マウスを握る力を抜くこと、定期的に手首・前腕を休ませることが痛みの予防に大切とされています。
整骨院での腕の内側の痛みへのアプローチ

「整骨院で腕の内側の痛みは診てもらえますか?」という質問をよくいただきます。整骨院でのアプローチについてお伝えします。
筋肉・腱の緊張をやわらげる施術
前腕・肘まわりの筋肉・腱の緊張をやわらげる施術を行うことで、痛みの軽減と回復サポートができるとされています。炎症が強い急性期は刺激の少ない施術を行い、回復期には血流促進・柔軟性改善のアプローチをしていきます。
肘・手首・肩・首のバランスを整える
腕の内側の痛みは、肘だけでなく肩・首・手首のバランスが影響していることも多いとされています。整骨院では全体のバランスを確認しながら原因に合わせたアプローチを行っています。
テーピング・サポーターの指導
上腕骨内側上顆炎では、肘へのストレスを軽減するテーピングやサポーターが有効とされています。整骨院では症状に合わせたテーピング指導も行っています。
腕の内側の痛みに関するよくある質問

Q. 腕の内側の痛みはどれくらいで治りますか?
A. 原因・重症度・日常生活での負荷によって異なります。軽い筋肉疲労であれば数日〜1週間程度で改善することが多いとされていますが、腱の炎症(ゴルフ肘など)は数週間〜数か月かかることもあるとされています。
Q. 腕の内側が痛いとき温めるべきですか?冷やすべきですか?
A. 痛みが出て間もない急性期・熱感がある場合は冷やすことが有効とされています。慢性期(熱感がなく、だるさや重さが続く状態)では温めて血流を促すことが回復に役立つとされています。
Q. 腕の内側のしびれがある場合は整骨院に行っていいですか?
A. しびれがある場合は神経への影響が考えられるため、まず整形外科で原因を確認されることをおすすめします。診断後、整骨院でのケアを並行して行うことも有効とされています。
Q. ゴルフもスポーツもしていないのに肘の内側が痛いのはなぜですか?
A. ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)はゴルフをしない方でも起こります。パソコン作業・スマートフォン操作・重い荷物を持つ仕事など、手首や前腕を繰り返し使う動作が原因になることが多いとされています。







