発熱と腰の痛みが同時に起きているとき、「ただの風邪?」と様子を見てしまう方も多いですが、組み合わせによっては早めの受診が必要なケースがあります。結論から言うと、発熱+腰痛は原因によって対処法がまったく異なるため、まず原因を見極めることが重要とされています。アレーズ整骨院鍼灸院でも「熱と腰痛が同時に来た」というご相談をいただくことがあります。このページでは、考えられる原因・セルフでできる対処・受診の目安をわかりやすく解説します。 ⚠️ 38℃以上の発熱+強い腰痛・排尿痛・血尿などを伴う場合は、早めに内科・泌尿器科を受診してください。腎盂腎炎など内臓疾患の可能性があります。 発熱と腰痛が同時に起きる背景には、大きく2つのパターンがあります。 ①内臓由来の腰痛+発熱:腎臓・尿管・膀胱などの感染症や炎症が腰に痛みとして現れるケース。発熱を伴うことが多く、内科・泌尿器科での診察が必要とされています。 ②筋肉・骨格由来の腰痛+発熱(風邪・感染症):風邪やインフルエンザなどによる全身の筋肉痛・倦怠感が腰に集中して感じられるケース。ウイルス感染時に腰痛が現れやすいことは広く知られています。 どちらのパターンかを見極めることが、適切な対処への第一歩です。 「熱があって腰も痛いんですが、整骨院に来てもいいんですか?」 「発熱の原因が内臓系の場合は整形外科・内科の受診が優先です。風邪による全身の筋肉痛・だるさで腰が痛い場合は、熱が下がってから施術をご相談いただくのがおすすめです。」 以下の症状が重なる場合は、内臓疾患の可能性があるため早めに医療機関を受診することをおすすめします。 ・38℃以上の発熱が続いている 参考:日本泌尿器科学会「腎盂腎炎」https://www.urol.or.jp/ 腎盂腎炎(じんうじんえん):細菌が尿路から腎臓に感染して炎症を起こした状態。発熱・腰〜背中の鈍痛・排尿痛が特徴とされています。女性に多い疾患です。 尿管結石:石が尿管を通過する際に激しい痛みを生じます。発熱を伴うこともあり、痛みが波のように来る「疝痛発作(せんつうほっさ)」が特徴とされています。 その他:虫垂炎・椎間板炎・化膿性脊椎炎なども発熱+腰痛の原因となることがあります。 風邪・インフルエンザによる筋肉痛:ウイルス感染時に筋肉に炎症物質(サイトカイン)が放出され、全身の筋肉痛・関節痛が起きやすくなるとされています。腰の筋肉にも同様の痛みが出ることがあります。 新型コロナウイルス感染症:腰痛・倦怠感・発熱が同時に現れるケースが報告されています。 「インフルエンザのときに毎回腰が痛くなるんですが、これも関係ありますか?」 「はい、ウイルス感染時は全身の筋肉に炎症が起きやすく、腰の筋肉にも痛みが出やすいといわれています。熱が下がって体力が戻ってから腰のケアをするのがおすすめです。」 発熱+腰痛がある場合、まず以下の基本ケアを行いましょう。 ①安静にする:無理に動かず横になる。腰の負担を減らすため、膝の下にクッションを入れた仰向けか、横向きで膝を軽く曲げた姿勢が楽とされています。 「熱があるときに腰を温めてもいいですか?」 「発熱中は体が熱を持っているため、温めるのは基本的に控えた方がよいとされています。熱が下がり、腰の痛みが筋肉疲労由来とわかったタイミングで温める方法に切り替えるのがおすすめです。」 以下をメモしておくと、受診時に医師・施術者に伝えやすくなります。 ・発熱はいつから?最高体温は? 以下に当てはまる場合は、整骨院ではなく内科・泌尿器科・救急へ先にご相談ください。 ・38℃以上の発熱が2日以上続いている これらは腎盂腎炎・尿管結石・椎間板炎などが疑われるサインとされています。 以下の場合は、整骨院での施術が検討できます。 ・発熱が落ち着き(37℃以下)、風邪による筋肉痛・倦怠感で腰が残っている 「風邪が治ったのに腰の痛みだけ残っています。整骨院で診てもらえますか?」 「はい、もちろんです。ウイルス感染後は全身の筋肉が疲弊して腰の回復が遅れることがあります。筋肉のバランスを整える施術でケアができますので、お気軽にご相談ください。」 Q:発熱と腰痛がある場合、まずどこに行けばいいですか? A:発熱が38℃以上・排尿に異常がある・腰の片側が激しく痛む場合はまず内科・泌尿器科へ。発熱が軽度で全身の筋肉痛程度の場合は、安静にして様子を見てから整骨院への相談も選択肢になります。 Q:腎盂腎炎と普通の腰痛はどう見分けますか? A:腎盂腎炎の場合、背中の肋骨下あたりを軽くたたくと痛みが響く「叩打痛(こうだつう)」があるとされています。また排尿に変化(痛み・頻尿・血尿)を伴うことが多いため、これらが重なる場合は医療機関への受診をおすすめします。 Q:風邪のときの腰痛はどのくらいで治りますか? A:風邪による筋肉痛・腰痛は、発熱が治まるとともに数日〜1週間程度で軽快することが多いとされています。1週間以上続く場合は他の原因も考えられるため、専門家への相談をおすすめします。 Q:発熱中に整骨院の施術を受けてもいいですか? A:発熱中の施術はおすすめしていません。体が感染症と戦っている状態のため、施術による体への刺激が負担になる可能性があります。熱が下がり体調が回復してからご来院ください。
発熱と腰痛が同時に起きる理由とは?
腰痛と発熱が重なるのはなぜか
見逃してはいけない「危険な発熱+腰痛」のサイン
・腰の片側(特に背中の肋骨下あたり)が強くたたくと痛む
・排尿時の痛み・頻尿・血尿がある
・腰痛が安静にしていても和らがない
・吐き気・嘔吐・食欲不振を伴う発熱+腰痛を引き起こす主な原因
内臓系の原因
筋肉・骨格系の原因
自分でできる応急対処法
発熱時の基本ケア
②水分補給:発熱時は脱水になりやすいため、こまめに水・スポーツドリンクを摂る。
③解熱鎮痛剤:市販の解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン系など)が腰痛と発熱の両方に対応できる場合があります。服用方法は添付文書に従ってください。受診前の確認ポイント
・腰痛は発熱と同時に始まったか?
・排尿に変化(痛み・頻尿・色の変化)はあるか?
・腰のどのあたりが痛いか(背中側・片側・中央など)
・安静にしていると痛みは和らぐか?整骨院・医療機関への相談の目安
すぐに医療機関を受診すべきケース
・腰の片側(肋骨の下あたり)をたたくと強い痛みがある
・排尿痛・血尿・頻尿がある
・腰痛が安静にしても改善しない・むしろ悪化している
・吐き気・嘔吐・食欲不振を伴う整骨院に相談できるケース
・内科で「問題なし」と言われたが腰の張りが続いている
・以前からある腰痛が、風邪をきっかけに悪化したよくある質問(FAQ)








